◇ヴァイオリンの裏表◇
【第1部】
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 作品9の3:J.M.ルクレール作曲
ハバネラ 作品83:C.サン=サーンス作曲
ハバネラの様式による小品:M.ラヴェル作曲
○ヴァイオリン:田辺藤祐
○ピアノ:小田裕子
【第2部】
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調:J.S.バッハ作曲
モスクワの思い出 作品6:H.ヴィエニャフスキー作曲
バンジョーとフィドル:W.クロール作曲
○ヴァイオリン:佐藤博志
○ピアノ:坂巻明子
今回は、ヴァイオリンの演奏を色々な角度からお楽しみ頂きたいと思います。楽器自体には、表板に松を使い、裏板とその他にはカエデを使ってあります。ヴァイオリン曲のジャンルにも、コンチェルトやソナタのような大曲から、3分程度の小品まで様々です。また、その表現方法は世界各地ではそれぞれ異なるようですね。ちなみに、ヴァイオリンの呼び名ですが、イタリアではヴィオローネ、フランスはヴィオロン、ドイツはガイゲ、チェコではホースラー。アメリカではフィドル。また日本のポピュラー界では、「オリン」と呼ばれていました。そして、この楽器の華やかな演奏の裏では、幼い頃から長時間に及ぶ日々の練習が欠かせないことをご存じでしょうか。
今回は、ドイツとフランスの(ヴァイオリン学習者にとって)定番曲の他、南欧の舞踊リズムを取り入れたもの、バンジョーを模倣した楽しいもの、「赤いサラファン」のメロディーが入ったものなどを、お話を交えながら、楽しく演奏したいと思います。
このシリーズは、1991年7月より地域の音楽文化に寄与すると共に、
我々視覚障害者に対する皆様の日頃のご奉仕に感謝を込めて、
新星'78より入場無料でお届けしてまいりましたが、
第65回公演より諸事情により入場料500円(中学生以下無料)とさせていただきます。
★お問い合わせは、新星'78事務局Tel:03-3994-4555へどうぞ。