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このサイトをご覧の皆様、Merry Christmas! と言っても、私はクリスチャンではありません。 でも、いいですよね? このクリスマスというイベントは。
勿論、本家本元の教会でのキャンドル・サービスもそれなりにいいですが、 ケーキに立つろうそくの灯火にほんのりと浮かび上がった一家団欒の心温まるあの情景、 プレゼントを贈った人、贈られた人のあの心はずむ一瞬。 サンタクロースなんて誰が考え出したんでしょうね? 夢があるじゃないですか! 匿名の贈り物ですよ!!
私達も3年前のクリスマス・イヴに「みんなでサンタになろう!!」と思い付き、我々の収益金の中から 筑波大学附属盲学校にヴァイオリン2丁とチェロを寄贈することを思いつき、 年が明けてから直ちに実施しました。
近年、視覚障害者も色々な楽器の分野で話題を呼んでおりますが、 特にヴァイオリンは、楽器全体を完全に自分の手中に収めることができ、ピアノの鍵盤のような超越運動もなく、 視覚障害者の音楽表現の可能性が最も容易と考えられている楽器です。 この会にも2名の奏者がおりますが…。
しかし、チェロを志した人は、私達が知る範囲、いまだかつて誰一人存在しません。 あんなに豊かな音楽表現ができて、人の声にも似た素晴らしい音色の楽器なのに、なぜなのでしょうね? たしかに、盲人があれを持ち歩くにはちょっと楽器が大き過ぎますかね。 あちこちぶつけながら歩かれては楽器もたまりませんから(笑)。 そんなことを考えて、盲学校の若者達がもっと気軽にチェロを含めた弦楽器に接してもらいたいと寄贈を思い付きました。
またまたやってきたクリスマス、 こんな私達の夢を背負って、早くチェロを弾く仲間が出現することを祈っています。 どなたかヴォランティアであの学校へ指導に行っていただける方がおられたらいいんですけどね・・・!? いやいや、これはちょっと甘い考えかな?
三好 俊行
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